日々

これは宮谷家でよく見られる、
夕食時の会話である。




「えー、今日の晩飯はうどんのようです」


雅紀
「なるほど!今日は吉日ですな!」



「それではうどん評論家の雅紀さん、
お味の程はいかがでしょう?」


雅紀
「…なんと!!この味は!!
実に、ファンタスティック!!」



「ファンタスティック入りましたー!!」


雅紀
「Whoーー!!」



「Heyーー!!」


慶兎
「あのテンションどこから来たんだろ」


睦月
「ねぇ!雅紀兄!!うどん食べないなら――」


雅紀
「は?んなこと誰が言った?
うどんはやらねぇよ、渡さねぇよ」



「お前さっさとお茶注げよ。当番だろ」


睦月
「……( ┰_┰)」


慶兎
「会話に入りたいのは分かるけど、
タイミングと内容がダメなんだよ。睦月は」


睦月
「だって…( ´△`)」



「チビ、さっさと注げ」


睦月
「…自分で注げばいいじゃん」


慶兎
「雅紀兄、睦月が反抗期のようです!」


雅紀
「よし、わかった!
みんな、スルースキルを発動だ!」



「え?ちょ、先輩。
俺スルースキルを家に忘れました!!」


雅紀
「燐、ここ、家(⌒‐⌒)」



「え?マジで?知らなかった」





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