日々
雅紀
「(早く帰りてぇ…。ダルイ…)」
その日雅紀は、風邪を引いていた。
しかし1日をなんとか乗りきり、
現在帰りのHR前。
「数学の週末課題出したか?」
雅紀は英語教師である副担から、
話しかけられていた。
雅紀
「あー、はい。出しましたよー」
どうやら未提出者が多かったらしく、
近くにいた雅紀にも確認をと
話し掛けたようだ。
雅紀
「(ちゃんと出したよコノヤロー。
少し放っておいてくれよ…)」
そんな雅紀の心情に、
気づくことはない先生との話しは続く。
「そうか。…数学は誰が、
五組に教えに来てるんだ?」
雅紀
「数Ⅱが宮本さんで数Aが
市川さんですね〜」
大切だからもう一度。
雅紀は風邪を引いている。
「そうか…、市川先生か…。
(授業は)分からないだろ」
雅紀
「全くっ!!」にっこり
「宮本先生も…、分からないだろ」
雅紀
「はいっ!!」ニカッ
「だろうなー…(苦笑)
熊木先生が分かりやすいんだがな」