日々
ぺら…ぺら…、
空良
「――でね!!もう最高!!
って雅紀聞いてる?」
雅紀
「ん〜?いやスマン。全く聞いてない」
空良
「本当に悪いと思ってる…?」
カキ、カキ
雅紀
「おーう。思ってる思ってる。…で?
美夜がどうしたって?」
空良
「映画の話だよ雅紀…」
シュボーンと、
落ち込んでる空良とノートに
鉛筆を走らせる雅紀。
美夜と葵炬の姿は見えない。
空良
「あぁ、もう!!雅紀何書いてるの!?」
雅紀
「…次の曲の楽譜?
やりたくないけど一応年長だし。
俺がやるべきだろ?」
空良
「そんなことより聞いてよぉ〜」
雅紀
「そんなこと…?空良が俺の役割を
代わってくれるなら全力で聞くけど」
空良
「聞き逃すことは誰でもあるよね!」
雅紀
「…………」
―――――――
―――――…
空良
「でさ〜、吃驚したんだ〜」
雅紀
「ヘェー、ソウナンダ〜」
カキ、カキ…
空良
「だから俺は…」
雅紀
「ウンウン」
空良
「塾の遅刻常習犯なんだよね」
雅紀
「フーン」
カキ、カキ
雅紀
「よっしゃ!終わった!」
空良
「おぉ!お疲れ様です!!雅紀♪」