日々
慎也
「………………、」
雅紀
「おまっ、気になるだろ!?答えろって!」
慎也
「…………」
雅紀
「スルーか、コノヤロ」
―――――
―――…
里桜
「はーい!駅に到着♪」
美桜
「次の電車まで何分かな?」
慎也
「4分みたいだよ」
里桜
「もうすぐだし、入ろっか」
美桜
「そうだね〜」
ピッ!―…ピッ!―…ピッ!
里桜、美桜、慎也の順番で改札口を抜ける。
雅紀も普通に
定期入れをスライドさせた。
ビビーッ!!!!!!
強烈な音が鳴る。反射的に後ろに下がって、
雅紀は自分の定期を裏返す。