日々
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雅紀
「はっ!!?」
そしてそのまま、座り込んだ。
その顔は実に真っ赤である。
雅紀
「(ヤバい忘れてた。完璧に記憶から抹消してた。そう言えば誰かに盗られてて―あぁ最悪!!恥ずかしくて死にそう…!!)」
もんもんとした羞恥に駆られ、
頭を振って邪念を祓っていると
雅紀〜!と慎也の声が聞こえて、
顔を上げた。
そして見たものとは、
慎也のキラッキラな笑顔である。
その横で里桜と美桜が
爆笑しているのも見えた。
慎也
「雅紀!コレ!」
慎也の手にカードが見える。
あれ?もしかしなくても、あれ、
俺の定期じゃね!?
雅紀
「あぁ!!!」