日々
慎也
「何かやらかしそうだよね」
里桜
「たとえば??」
美桜
「体育館シューズと間違えるとか?」
里桜 慎也
「「ありそう……」」
美桜
「他は?」
里桜
「迷子とか??」
慎也
「ここから学校までの距離を
どこで間違うのさ」
里桜
「雅紀だよ?」
慎也
「………」
美桜
「何か事件に巻き込まれる!」
里桜 慎也
「「それはあったら困る!!!!」」
美桜
「だよね。あ、戻ってきた」
里桜
「流石♪早いゎ」
慎也
「でも、さ…。あれって」
雅紀
「持ってきたよー!!!!」
両手で二足の靴を持って走る、
雅紀はにこにこと笑っていて
達成感に満ち溢れた表情をしている。
里桜 美桜 慎也
「「「体育館シューズ…」」」
しかし、本人は全く気づいていないのか、
美桜の前まで走っていくと
ズイッと靴を差し出した。
雅紀
「美桜!!持ってきたぜ!!
グラウンドシューズ!!!!」
美桜
「う、うん。ありがと」
雅紀
「えへへッ!!」
キラキラキラキラ
キラキラキラキラ
褒めて、褒めてー!!
キラキラキラキラ