日々
ピピッ
「………39.5℃」
布団から出れないわけだ。
くそぉ…。腰いてぇ。
一度体温計の電源を消し、
再度また点け睦月に渡す。
ピピッ
「……………」
「何度だった?」
「………38.0℃」
「はい、ゲーム没収ね〜」
「あぁ!!それなくなったら暇じゃんっ」
「言いたいことは分かる。
だがしかーし!大人しく寝ろ」
睦月を無理矢理布団に押し込め、
(ゲームは手の届かない高い所に置いた)
自分も布団を被り直す。
5分程、暇だ〜とずっと言っていたが、
今は諦めて寝ている。
寝つきが良い奴は全くもって
羨ましい。
「俺も寝よ」
目は閉じたが、
寝れる気が全くしなかった。