日々

「雅紀兄も起きてるじゃん!」


「お兄ちゃんはいーの!!
トイレ行ってただけなの!!
ほら、戻る!」



これこそ理不尽の極み!
年上だけ何でも許されるんだから!!


キッと睨み付けると、
雅紀兄は一度机の上を見て
優しく笑いながら、リビングから本気で
追い出しにかかってきた。


結局、あっという間に布団に逆戻り。
………もう寝ないけどねっ!


雅紀兄も布団に入ったけど
なんだか嬉しそうだ。



「…何かあったの?」



そういえばさっきも、
机の上を見てたし。


はっ!まさかっ!


また、何かに当選して
お菓子が届いたんじゃ…!!


前も兄ちゃん貰ってたしさ!


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