日々
雅紀
「ごめん!体育大会の練習するって
みんなが張り切っちゃって、
明日、集団行動の朝練するらしいから
テント立て、手伝えないや」
体育大会。それは
マイクやスピーカーの設置。
放送席の確保。音響調節等々、
放送部が忙しい行事の一つである。
そんな中、
自分達のクラスの競技の練習のため
雅紀が放送部の朝の仕事に参加ができない旨を伝えていた。
里桜
「四組張り切ってるね〜!」
美樹
「了解!頑張ってね!
テント立てと機材設置は任せて!」
杞菜美
「あれ?
慎也君も三組だから一緒だよね?」
慎也
「三組と四組で合同チームだからね。
赤組、今年強いよ?」
里桜
「何言ってるの。白は全然やる気ないから。
練習も全くしてないし」
慎也
「それ、自慢にならないと思うけど」