日々

雅紀
「意外に美樹がいつも通りだよな」



先程からお化けを見ては指差して笑っている美樹。


……あれ?いつも通り?



慎也
「どこが(笑)あははっ、饒舌でしょ。
いつもの三割増し」


雅紀
「…おまえ、いつもボーとしてる癖に鋭いよな」


慎也
「雅紀が鈍いだけでしょ。あー笑えるw」



その時ガシャン!!と音がして、
音の鳴った方に振り向く。


―――…とそこには。



美桜
「吃驚するだろうが!!でっかい音を鳴らすんじゃねーよ!!」


杞菜美
「しゅ、囚人!?う゛ぅ…」


里桜
「あ…え…あ、…うん…え?」



牢屋から出せと、
もがく骸骨のような囚人。




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