日々
慶兎
「ふふん‼」
慶兎がなんで得意気なのかが分かった。
雅紀
「おまっ、いつ取材班と出会ったんだよ‼
すげぇ!慶兎がテレビデビュー!」
そう、慶兎がテレビ画面の中にいたのだ!
慶兎
「この前、
この辺の中学校の野球部を集めて、
プロの人が教えてくれるっていう
親睦会的なのがあってね!
おれ、撮られた!主将だからね!」
ドヤ顔いただきましたー!
ま、別にこいつが頑張ってるんなら
何も言わないけど。嬉しそーだなぁ…。
慶兎
「もっと、誉めてくれてもいいよ!
今ならっ!大サービス!」
雅紀
「……。」
コイツ、調子ノッてんな…。
雅紀
「うわ~慶兎クン、スゴーイ!
カッコいい~惚れちゃう~」
慶兎
「フへへへ!」
雅紀
「……。
おまえ、バッティング左でしたのかよ?
左打ち下手なくせに」
慶兎
「左でも打てるから別に良いの!
おれ、すげぇから!!」
雅紀
「あ、そう……。」
今は何を言っても
良いようにしかとんねぇなコイツ。
…………はいはい、うれしそーで何よりですよ。
ったく。ホントに、バカ丸出し。ははっ
*END*