日々
里桜
「いくよー!!みんな一斉にね!」
里桜 美桜 美樹 杞菜美
「「「「せぇーの!!!!」」」」
ガコンッ――――――!!
里桜
「―――ッ!!」
里桜の予想より
脚を立たせるのは腕の力を必要とした。
腕力が足りなかった…。
脚をきっちりと固定することが出来ずに、
音をたてながら崩れる。
1つが崩れると、
潰されそうになる里桜に視線が向かい、
つい、他のメンバーも力を緩めてしまった。
つられるように他の脚も崩れだす。
なんとか各々、
一本の脚を両手で押さえ
持ちこたえているが、
体勢が厳しいせいで、
固定することが出来ずにいるのが現状だ。
気づいた先輩達が、
走ってきているのが
里桜には見えた気がしたが、
間に合いそうもない。
里桜
「(―――…潰される!!)」