日々

ロッカーを閉めた俺は片手に弁当袋を抱え、
自分の教室に入ってく先生に
ペコリと挨拶。

このとき俺は、
「(携帯扱ってる人、乙!)」
と、他人事の様に考えていたが、


今、思うと、

な ん で 俺 は
この時に気づかなかった!?


教室で携帯を扱う人など
いなかっただろう。


なんせ、次も授業があるのだから。


俺はそんなことは露知らず
腹減ったーと1人みんなで食べている
人気の少ない階段の方へと
歩いていったのである。



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