日々
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雅紀
「慎也のバァーーーーーカ!!!!」
雅紀の電話が終わるのを
廊下で待っていると、
雅紀が雅紀のクラスメイトと共に
帰ってきた。
しかし、表情は怒っています!
とでもいうように。
雅紀
「バァーーカ!!バァーーカ!!
慎也のバァーーカ!!」
里桜
「い、言いたい放題」
美樹
「どうかしたの?」
慎也を恨めしそうに見ながら、
聞いて!と体を乗り出した。
雅紀
「慎也が教えてくれた電話番号違った!!
職場見学に行くのに、
予備校に電話してどうするんだよ!!」
慎也
「はははッッ!!」
雅紀
「笑い事じゃねぇよ!向こうの人、
“職場見学は初めてだけど、
前向きに検討します”
って言ってくれたのに!!
決まりそうだったのに!」
慎也
「あはははッッ!!」