日々
里桜
「月曜日は始発で行かなくていいから、
6時47分のに乗ろうよ!!」
美桜
「いいよ〜」
雅紀
「じゃ、また来週!!遅刻するなよ!」
慎也
「また」
そう会話したのは金曜日の放課後のこと。
そして、俺は―――――
雅紀
「ね、寝坊した!」
いつも通り起きた筈が…!!
時計は狂うことなく6時47分を指す。
電車が出る時間に起きた俺。
どこぞの漫画の主人公じゃねーし、
可笑しいだろ。
…そう言えたらどんなに嬉しいか、
とりあえず7時半から始まる
朝課外は遅刻確定。
雅紀
「…どうせ遅刻ならゆっくり行こ。
授業には間に合うし」
そう、8時半からの
通常授業には間に合う!
朝課外は始めから無かった。
うん、きっとそうだ。
ピロリン♪
勇者雅紀は
朝課外を無かったことにした。