日々

美桜は心優しい少女です｡
天使のような笑顔を浮かべます｡


でも時々､悪魔のように恐ろしい
ブラックモードになるのです｡



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マナーが悪い人を見かけた時


雅紀
｢電車の中で座り込むなよな､アイツ等｣



ギャーギャーと騒ぎながら､
ドアを塞いで座る他校の生徒｡


迷惑極まりない｡


美桜
｢うぜぇー､
人様のことを考えろってんだ｣


雅紀
｢……え､｣


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痴漢を見かけた時


美桜
｢痴漢をして楽しかったですか？｣


ニコッと笑う美桜｡
目が笑っていない｡



｢ごめんなさい…｣


美桜
｢謝るぐらいなら最初からすんなよ｣


｢ごめっ､｣


ギロ


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楽しみにしていた本の
ネタバレをされた時


慎也
｢だからさ､それで―!!｣


雅紀
｢もぅ､いいって､内容は分かったから｣


美桜
｢あたし､しないでって言ったよね？
ネタバレ｣


雅紀
｢み､美桜??｣


美桜
｢雅紀はその小説の設定が
嫌いなだけでしょ｣


雅紀
｢え､あ､うん｡嫌いだけど…｡
あれ､怒って―ちょ､待てよ!?｣