日々
学校帰り………、
雅紀はドSコンビに苛められ
少々拗ねていた。
雅紀
「俺、里桜と慎也に
誘導尋問されすぎだろ…!」
里桜
「キレイに引っ掛かってくれるから、」
慎也
「楽しいんだよね〜」
ね〜♪と2人が悪どい笑みを浮かべている。
雅紀
「美桜〜」
美桜
「雅紀…、諦めようか」
雅紀
「強すぎるよ、あの2人」
美桜 里桜 慎也
「「「雅紀が弱いんだって」」」
雅紀
「グスン」
里桜
「そういえば、教室の前で陽亜菜と
不可思議なことしてたよね」
慎也
「…友達??」
美桜
「雅紀のクラスメートちゃん」
雅紀
「あれは、どっちが職員室に
カギ持っていくかって―」
里桜
「あの2人だけ別空間にいるような
不可思議な行動だった」
慎也
「ふ〜ん??」
雅紀
「別空間って……、
あ、俺、こっちだから!!じゃあな!!」
美桜
「じゃあね〜!!」
里桜
「遅刻しないように!」
慎也
「また明日〜」
―――――――
―――――…
♪〜♪〜♪〜
美桜
「あ、電話。
―もしもし、って、雅紀?どうしたの?」
雅紀
『それがさ、
聞きたいことあったの忘れてて』
里桜
「…雅紀?」
慎也
「そうみたい」