日々
雅紀
『あれ?みんな、まだいるの?』
美桜
「うん。雅紀は?家?」
雅紀
『いや、自販機の前。
“おいしい”って書いてるから、
買ってみようかな〜って』
美桜
「何それ。…聞きたいことって??」
雅紀
『えっとね、今度の発表……
――あぁ!!!!!!!!』
美桜
「―ッッ!?!?」
里桜
「今、凄い音量で声が…」
美桜
「ど、どうしたの!?事件!?誘拐!?転けた!?」
雅紀
『あ、ああ…………あ、』
美桜
「雅紀!?!?」
里桜
「…雅紀に何かあったの?」
慎也
「さぁ……?」
雅紀
『……………かギ………』
美桜
「え?何?」
雅紀
『鍵、返し忘れた………』
……………
………………………
………………………………
美桜
「は?」
里桜
「雅紀、なんて?」
美桜
「鍵返し忘れたって…」
里桜
「へ?」
慎也
「プッ、」