日々
雅紀
「教科書入れて〜♪宿題入れて〜♪
財布〜…は、いっか。お金入ってねぇし」
着替えものんびりとした後、
準備ものんびりとする。
間に合うし、別に良いよな?
財布は机の上に置いたまま、
階段を下りてリビングへ。
温かいご飯が俺を呼んでる!!
気がする…!!
リビングに入ると
父さんが既に座っていた。
そして開口一番
「携帯が洗濯されて壊れた」
と溜め息を吐きながら言う父親に
思わず笑ってしまう。
雅紀
「ハハ、ドンマイじゃん、それ。
ごしゅーそく様〜」
温かいご飯を口一杯に頬張る。
うめぇ〜…、幸せだ…。
雅紀
「…お前、いつもよりも遅いけど、
学校は遅刻しないのか?」
雅紀
「学校(←授業)は遅刻しないって。
余裕、余裕♪ん、ご馳走様〜!
父さん駅まで送って!」
「はいはい」
自転車うっかり盗まれちゃってさ
歩きじゃ駅まで遠いし、メンドイし…。
new自転車が来るまでは、
送ってもらってるんだ。
――
―――――
雅紀
「んじゃっ!!」
「行ってらっしゃい」