日々
朝、始発の電車に乗るため、
雅紀、里桜、美桜は改札口前に集まっていた。
ちなみに、慎也は寝坊である。
美桜
「そろそろ中に入る?」
雅紀
「おう!」
里桜
「えっと、定期はー――…
あれ!?定期がない!!」
雅紀 美桜
「「は!?」」
里桜
「ちょっ!!雅紀、財布持って!」
雅紀
「り、了解!!」
里桜
「あっれー?!ない!!雅紀、ごめん!!
お金出して切符買って!」
美桜
「里桜、私傘持つよ」
雅紀
「分かった!!えっと……、買ったぞ里桜!」
里桜
「美桜、雅紀ありがとう!よし、行こう!!」
―――――――
―――――…
美桜
「なんとか乗れたね〜」
里桜
「焦らせてごめんね。
ドジったな〜…痛い出費だ」
雅紀
「…………」
美桜
「まぁでも万事OKだし、
良かった、良かった!だよ!!」
里桜
「あはは、確かに!」
雅紀
「……………」
里桜
「……??雅紀どうしたの?
さっきから黙って」
雅紀
「…俺、次の駅で降りるから」
里桜 美桜
「「は!?」」
美桜
「な、なんで?!」
里桜
「どうかしたの?」