日々

雅紀
「美桜〜…??俺帰るぞ〜??」


もう一度言ってみる。


美桜
「にゅ〜…!!ヤ!!」


雅紀
「…??…ぅわ!?」


ガッと雅紀の腕を掴むと、
膝を抱えて寝ていた筈の美桜に引っ張られた。


慎也
「あはは、雅紀嫌だって〜」


雅紀
「え;何これ??
俺この体勢キツい。腰が…」


美桜
「帰っちゃ、ヤなの!!」


慎也
「帰っちゃダメだって、雅紀♪」


雅紀
「いや、はい?……え?」


慎也
「んじゃ、俺帰ろ」


雅紀
「は!?おまっ、美桜…!!
慎也が帰るって言ってるぞっ!!」


慎也
「……え??」


何を……と振り返った慎也の手が捕まれる。


美桜
「イヤ、ダメ!!!!」





< 89 / 535 >

この作品をシェア

pagetop