日々
雅紀
「美桜〜…??俺帰るぞ〜??」
もう一度言ってみる。
美桜
「にゅ〜…!!ヤ!!」
雅紀
「…??…ぅわ!?」
ガッと雅紀の腕を掴むと、
膝を抱えて寝ていた筈の美桜に引っ張られた。
慎也
「あはは、雅紀嫌だって〜」
雅紀
「え;何これ??
俺この体勢キツい。腰が…」
美桜
「帰っちゃ、ヤなの!!」
慎也
「帰っちゃダメだって、雅紀♪」
雅紀
「いや、はい?……え?」
慎也
「んじゃ、俺帰ろ」
雅紀
「は!?おまっ、美桜…!!
慎也が帰るって言ってるぞっ!!」
慎也
「……え??」
何を……と振り返った慎也の手が捕まれる。
美桜
「イヤ、ダメ!!!!」