日々
慎也
「俺は帰るよ、近いし。
この分だとこの子、
9〜10時までは起きないね、多分。
いっそ、泊まろう☆雅紀♪
俺が解放されるから!!」
雅紀
「おまっ!!」
美桜
「ん〜…?にゅ〜…」
慎也
「!?!?」
雅紀
「っ!!――ちょっ!?」
2人とも寝惚けている美桜に
更に引き寄せられた。
雅紀は左手を、慎也は右手を強く
握りしめられている。
美桜
「雅紀、もっと近く来るの〜」
雅紀
「え、いや、あの…。嘘ぉ…」
美桜
「くるのぉ〜…ヒック、う゛ぅ…」
雅紀
「……うん!!行くっ!!
行くから泣かないで!?」
慎也
「雅紀、泣かせたらダメだよ」
雅紀
「そこ五月蝿い!!」