隣の席の俺様ヤンキー【完】
莉奈が誰と一緒にいようが、どこにいようが関係ないはずだ。


俺とあいつは最初からそういう約束だったはず。


『付き合ってる振りをすればいい』


そう言ったのは俺だ。


付き合うのも、お互いに利益があるから。


それなのに、どうしてこんな気持ちになるんだよ……――。


この胸の中のモヤモヤは一体なんだ。


抑えられない感情とともに苛立ちが最高潮に達する。


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