隣の席の俺様ヤンキー【完】

「なら、今度は好きって言わせてやるよ」


「……え?」


「俺しか見れないくらい、俺に惚れさせる」


「……――っ」


「お前はもう、俺の……俺だけのものだ」


口の端を上げて意地悪な表情を浮かべた魁一の表情に目を奪われる。


やっぱり、魁一はカッコよすぎる……。


整ったその顔を間近で見るだけで、頭がクラクラして倒れてしまいそうになる。

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