隣の席の俺様ヤンキー【完】
ねぇ、魁一。


あたしやっぱり、好きでいるよ。


魁一のこと……嫌いになんてなれないから。


無理に嫌いになる必要なんてないよね?


家までの道のりがもっと長ければいいのに。


そうすれば、あともう少し魁一と手を繋いでいられるのにな。


家につくまでの間、あたしはそんなことを考えていた。

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