隣の席の俺様ヤンキー【完】
「お前は俺の女だって言っただろ。他の男なんて見てんじゃねぇよ」
「……――っ!!」
俺様全開の口調でそう言われて、心臓がドクンっと震える。
魁一はあたしを『俺の女』って言うけど……
それはどういう意味なの?
あたしは……魁一が好き。
じゃあ、魁一は……――?
魁一のあたしへの気持ちは……――?
心の中で思っていても、いざとなると聞くことが出来なくて。
押し黙るあたしに痺れを切らした魁一は、あたしの腕をギュッと掴んだ。
「ついてこい」
「え……?」
「いいから」
≪キーンコーンカーンコーン~♪≫
腕を引かれて歩き出した時、ちょうど授業の始まりを告げるチャイムが辺りに響きわたって。
「……――っ!!」
俺様全開の口調でそう言われて、心臓がドクンっと震える。
魁一はあたしを『俺の女』って言うけど……
それはどういう意味なの?
あたしは……魁一が好き。
じゃあ、魁一は……――?
魁一のあたしへの気持ちは……――?
心の中で思っていても、いざとなると聞くことが出来なくて。
押し黙るあたしに痺れを切らした魁一は、あたしの腕をギュッと掴んだ。
「ついてこい」
「え……?」
「いいから」
≪キーンコーンカーンコーン~♪≫
腕を引かれて歩き出した時、ちょうど授業の始まりを告げるチャイムが辺りに響きわたって。