隣の席の俺様ヤンキー【完】
「お前さぁ……――」


「えっ?」


「本当にこんなんでいいのか?」


「うん!!でも、どうして?」


「……別に」


どう答えたらいいのか分からずに素っ気なく答えると、莉奈はわずかに首を傾げた後、ニコリと笑った。


「あたしね、ずっと憧れてたんだ。彼氏と一緒に放課後デートするの!!」


「放課後デート?ただ一緒に公園のベンチに座ってるだけだろ?」


「それがいいんだよ~。好きな人と放課後まで一緒にいられるのってすごく幸せなことだもん」


莉奈は嬉しそうに目を細める
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