隣の席の俺様ヤンキー【完】


『……――どっか行きたい場所があるなら連れてってやるよ』


校門を出たところでそう切り出すと、


『じゃあ、一緒に公園にいってくれる?』


莉奈は嬉しそうにそう答えた。


そして、公園のベンチにただぼんやりと座っているだけの状況の今も、何故かすごく嬉しそうだ。
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