隣の席の俺様ヤンキー【完】
「で、今日暇?」
あたしの頬からパッと手を離してニコリと笑った絢子。
「今日?暇だよ」
「じゃあさ、新しくできたアイス屋さんに行かない?」
「アイス屋さん?」
「そう。アキラに無料券もらったんだよね~」
ポケットから取り出したアイスの無料券を得意げにヒラヒラと振る絢子。
アイスが無料!?
そりゃ、いくしかないでしょ!!
「行く!!」
あたしは迷わずそう答えた。
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