隣の席の俺様ヤンキー【完】

『……井上はどこにいるんだよ。店の中か?』


『へっ?』


どうして絢子が店の中にいるってわかったの……?



『お前、その顔マヌケすぎるから』


『えっ!?マヌケ!?』


その顔マヌケすぎって……!!


見てるわけでもないのに、超失礼だし!!


「……――その顔がマヌケだって言ってんだよ」


その言葉と同時にポンッと誰かに頭を叩かれて振り向くと、そこには耳に携帯を当てた魁一が立っていた。


「魁一……?」


その隣にはニコニコと愛嬌のある笑みを浮かべているアキラ君が立っている。
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