隣の席の俺様ヤンキー【完】
「お前、悔しくないのか?こんなことされて」
「そりゃ……悔しいけど……」
桐山魁一と隣の席になったっていうだけで、机に落書きされたり嫌がらせされたりしたんだもん。
悔しくないわけないよ。
だけど……――。
「俺と付き合ってるってことにすれば、お前は快適な学校生活を送れるだろ?それに、俺にもお前と付き合ってる振りをするメリットはでかい」
「メリット……?」
「あぁ。俺に女ができたって分かれば、他の女もまとわりつかなくなるだろ」
「そ、それなら、もっと可愛くてスタイルの良い女の子と付き合ってる振りをしたほうが……」
「無理。本気になられたらめんどくさい」
「そりゃ……悔しいけど……」
桐山魁一と隣の席になったっていうだけで、机に落書きされたり嫌がらせされたりしたんだもん。
悔しくないわけないよ。
だけど……――。
「俺と付き合ってるってことにすれば、お前は快適な学校生活を送れるだろ?それに、俺にもお前と付き合ってる振りをするメリットはでかい」
「メリット……?」
「あぁ。俺に女ができたって分かれば、他の女もまとわりつかなくなるだろ」
「そ、それなら、もっと可愛くてスタイルの良い女の子と付き合ってる振りをしたほうが……」
「無理。本気になられたらめんどくさい」