隣の席の俺様ヤンキー【完】
「あっ、そっか。お母さんがいるからか!!」


異性であるあたしが魁一の家に行ったら、お母さんにも見られちゃうし嫌だよね?


勝手に自己解決しているあたしに魁一は呆れたように否定した。


「違う」


「えっ?じゃあ、部屋が散らかってるから見られるのが恥ずかしいとか?」


「それも違う。別に散らかってても恥ずかしくねぇし」


「じゃあ、エッチなDVDとか雑誌があるから?」


「そういうんじゃねぇよ」


あたしが言うことすべてを否定する魁一に思わず首を傾げる。
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