隣の席の俺様ヤンキー【完】
桐山魁一の熱狂的な大ファンで、彼に近付いた女の子には制裁を下すってもっぱらの噂。
桐山魁一のファンっていうだけで罪もない子に意地悪するなんてありえない。
だけど、彼女は校内で知る人ぞ知る存在だった。
彼女の父親はこのあたりでも有名な議員で、それを盾に彼女自身も校内で権力をふるっていた。
「ていうかさぁ、莉奈の机に落書きしたのってアンタでしょ!?」
すると、そばにいた絢子が白鳥さんを睨みながら声を上げた。