隣の席の俺様ヤンキー【完】
「プールから上がった後の女の子見てみろよ~!!体のラインモロ見えだぞ?」
「興味ない」
「ハァ~?そんなこと言ってるくせに、莉奈ちゃんのは見たいんだろ~?」
「別に。どうせ服着てるし」
「あっ、つーか莉奈ちゃんとはもうヤッたの?」
「……は?」
「って、そんな質問ヤボだったよな。ヤッてないはずないもんな~!!」
勝手に『ヤッた』と解釈してニヤニヤしているアキラ。
ったく、朝からめんどくせぇな。
『ヤッてない』と説明するのも面倒になり、俺は何も言わずに歩き続けた。