隣の席の俺様ヤンキー【完】

『魁一……――あたし……――』


何かを言いかけていた莉奈。


あの日の言い合いから一週間がたった今、俺達は一言も言葉を交わしていない。


連絡も取り合っていないし、隣同士の席でも目すら合わせない。


『あの二人、別れたらしいよ?』


俺たちの様子を見て、クラス中にはたちまちそんな噂が広がった。
< 265 / 384 >

この作品をシェア

pagetop