隣の席の俺様ヤンキー【完】

「つーか、宮崎と白鳥が一緒にいようがいまいが、俺には全く関係ねぇよ」


「ふぅん。魁一の頭の中にあるのは、莉奈ちゃんのことだけか?」


「……――うるせぇんだよ」


「いってぇ!!蹴ることないだろ!?」


ムッとしてアキラのケツを蹴り上げると、アキラは涙目になりながら顔を歪めた。



……――この時の俺には、


宮崎と白鳥の関係を知る由もなかった……――。
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