隣の席の俺様ヤンキー【完】
「これ誰がやったんだよ!!」
落書きされたあたしの机をバンッと右手で叩くと、白鳥さんの肩がビクッと震えた。
教室中の生徒を順番に鬼のような形相で睨みつけていく彼。
その度に、目があった生徒は「あたしじゃない!!」とばかりに首を横に振る。
「……――お前か?」
すると、彼はすぐそばにいる白鳥さんに視線を向けた。
「……えっ?あたしそんなことしてない……よ?」
「顔が引きつってるように見えるのは、俺の気のせいか?」
「か、魁一君ってば~!!あたしがそんなことするはず……――」
「もし後でそれが嘘だってバレたら、容赦しないから」
「……――っ!!」
彼の口ぶりはまるで落書きをした犯人が白鳥さんだって知っているみたい。
落書きされたあたしの机をバンッと右手で叩くと、白鳥さんの肩がビクッと震えた。
教室中の生徒を順番に鬼のような形相で睨みつけていく彼。
その度に、目があった生徒は「あたしじゃない!!」とばかりに首を横に振る。
「……――お前か?」
すると、彼はすぐそばにいる白鳥さんに視線を向けた。
「……えっ?あたしそんなことしてない……よ?」
「顔が引きつってるように見えるのは、俺の気のせいか?」
「か、魁一君ってば~!!あたしがそんなことするはず……――」
「もし後でそれが嘘だってバレたら、容赦しないから」
「……――っ!!」
彼の口ぶりはまるで落書きをした犯人が白鳥さんだって知っているみたい。