隣の席の俺様ヤンキー【完】
「魁一からのメールってもしかして俺が送った……――」


「え……?」


「アキラ、お前は黙ってろ!!」


何かを言いかけたアキラ君に気付いて、慌てて止める魁一。


その表情に何故か胸がザワザワと騒ぐ。


あのメールって……もしかして……――。


「あのメールってアキラ君が送ったの?」


「あ~……、もしかして、莉奈ちゃん知らなかった……?俺、てっきり魁一に聞いてると思って……」


うろたえるアキラ君と、髪をクシャクシャと触りながらため息を吐く魁一。
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