隣の席の俺様ヤンキー【完】
えっ……?その反応って……まさか……。
「なんだ……。あのメール……魁一が送ってくれたんじゃなかったんだ?なにそれ。あたし、本当バカみたい」
魁一から届いたメールに心躍らせて授業も全く頭に入らなくて。
早く授業が終わればいいのにって、時計の針とにらめっこして。
チャイムが鳴った瞬間に、我先に教室を飛び出して魁一のいる屋上に向かったのに。
頑張って自分から魁一にキスしたのに。
それなのに……――。