隣の席の俺様ヤンキー【完】
「そんな怖い顔しないで。あたし、莉奈ちゃんの居場所知ってるし?」
「……――そんなハッタリに誰が騙されるかよ」
「嘘だと思うなら、別にいいけど。それに、莉奈ちゃんがどうなろうとあたしには関係ないし?」
「お前、とことん根性腐ってるな」
「……――魁一君が悪いんだからね。あたしの気持ちにこたえようとしなかったから」
「そんなの知るか」
「そんなことを言っていられるのも、今のうちだけかもね」
フフッと怪しい笑みを浮かべると、白鳥は人差し指で何かを指差した。
「ここを真っ直ぐ行ったところにあるカラオケ屋の奥の路地裏に莉奈ちゃんがいるわ。今頃、楽しんでる真っ最中かもね」
「テメェ、また莉奈に何か仕掛けたのか……?」
「言ってみればわかるよ」
これ以上白鳥と話していてもらちが明かない。
俺は白鳥に背中を向けると勢いよく走り出した。
「……――そんなハッタリに誰が騙されるかよ」
「嘘だと思うなら、別にいいけど。それに、莉奈ちゃんがどうなろうとあたしには関係ないし?」
「お前、とことん根性腐ってるな」
「……――魁一君が悪いんだからね。あたしの気持ちにこたえようとしなかったから」
「そんなの知るか」
「そんなことを言っていられるのも、今のうちだけかもね」
フフッと怪しい笑みを浮かべると、白鳥は人差し指で何かを指差した。
「ここを真っ直ぐ行ったところにあるカラオケ屋の奥の路地裏に莉奈ちゃんがいるわ。今頃、楽しんでる真っ最中かもね」
「テメェ、また莉奈に何か仕掛けたのか……?」
「言ってみればわかるよ」
これ以上白鳥と話していてもらちが明かない。
俺は白鳥に背中を向けると勢いよく走り出した。