隣の席の俺様ヤンキー【完】
「いや、悪いのは陸斗だけじゃない。俺……知ってたんだ。白鳥さんが俺を殴った奴が桐山君だって陸斗に話してたこと」
「お前……、全部知ってたのか?」
陸斗君も知らなかったのか、驚いたように宮崎君を見つめる。
「二人を別れさせるために白鳥さんに手を組もうって言われてた。俺らの利害関係は一致するからって。俺、白鳥さんにそう言われて一瞬すごいズルいことを考えた」
宮崎君はそう言うと、スッと魁一の前に進むと頭を下げた。
「今まで……悪かった。今日……ちゃんと分かったから。七瀬さんへの桐山君の気持ち」
「今更謝ったって遅ぇんだよ、バカ」
「俺、ずっと七瀬さんが好きだった。一緒の図書委員になれてこれからって時に桐山君にとられて……正直、嫉妬したんだ」
まさか宮崎君が……そんな前からあたしのことを想ってくれていたなんて。
意外な告白に少しだけ驚く。
「お前……、全部知ってたのか?」
陸斗君も知らなかったのか、驚いたように宮崎君を見つめる。
「二人を別れさせるために白鳥さんに手を組もうって言われてた。俺らの利害関係は一致するからって。俺、白鳥さんにそう言われて一瞬すごいズルいことを考えた」
宮崎君はそう言うと、スッと魁一の前に進むと頭を下げた。
「今まで……悪かった。今日……ちゃんと分かったから。七瀬さんへの桐山君の気持ち」
「今更謝ったって遅ぇんだよ、バカ」
「俺、ずっと七瀬さんが好きだった。一緒の図書委員になれてこれからって時に桐山君にとられて……正直、嫉妬したんだ」
まさか宮崎君が……そんな前からあたしのことを想ってくれていたなんて。
意外な告白に少しだけ驚く。