隣の席の俺様ヤンキー【完】
そして、あたしの耳元にそっと口元を寄せて囁いた。



「お前が思ってるよりもずっと、俺はお前のことが好きだ」


な、な、何それ!!


心の準備が整う前にそんなこと言われても、頭の中がフリーズして何も考えられない。


ただ、どうしようもなく嬉しくて胸の奥から熱いものが込み上げてくる。


やだ……。こんなところで泣いちゃダメ。


分かっているのに、涙がとまらない。
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