隣の席の俺様ヤンキー【完】
笑うと少し子供っぽくなる顔。


あたしの大好きなその笑顔をこれからも隣で見ていられるんだ……――。


「おい。宮崎の兄貴。来週、この4人で飯でも食いに行こうぜ」


すると、魁一は陸斗君にこう提案した。


魁一の意外な提案に、この場にいたあたしを含めた3人は思わず面食らってしまった。


「莉奈、食いたい物があるなら早めに言っとけよ?」


「えっ?あたしが決めていいの?」


「あぁ。宮崎の兄貴が何でもおごってくれるってよ」


「ハァ!?なんで俺なんだよ」


ニッと意地悪な笑みを浮かべた魁一を陸斗君が睨みつける。


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