隣の席の俺様ヤンキー【完】
本当はもう一回『愛してる』っていう言葉を聞きたかったけど、もうそんなのどうでもよくなってしまった。


だって、目の前には大好きな魁一がいるんだから。


言葉以上の愛を……魁一はあたしにくれるから。



「……――うん!!」


魁一の手に右手を差し出すと、魁一はギュッとあたしの手を握り返してくれた。


色々あったけど……、


あたし達ようやく本物の恋人になれたんだね……?


心も体も……――。


って、あたし達……付き合ってからキス以上に発展してない……?


あたし達よりあとに付き合った絢子たちはもうエッチしたって言ってたのに……。
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