隣の席の俺様ヤンキー【完】
「いいか。でかい声出すなよ?」


「う、うん」


返事はしたものの、貯水槽タンクにいったい何があるって言うの?



「んんっ……――」


魁一に言われた通りに、貯水槽タンクの後ろ手に回り込むと、人の声らしきものが聞こえてきた。


今度はハッキリと鮮明に。



「……――ダメだってば……!!誰か来ちゃうっ……!!」


「大丈夫だって」


「でも……――」


「誰もこないよ」


「でもっ……あっ……!!も~エッチなんだからぁ!!」


えっ?なんなの?


何をしてるの……?


その声に導かれるように貯水槽タンクの後ろを覗き込むと……――。



「……――!!!!」


な、な、な、何!?


この人たち、何してるの!?
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