隣の席の俺様ヤンキー【完】
「なんかよく分かんないけど、二人はマジで付き合ってるわけじゃないってこと?」
「あぁ。俺と付き合ってるってことにすれば、白鳥もあいつに手は出さないだろ?俺も周りからギャーギャー言われなくなるし、一石二鳥」
「ふぅん。でも、莉奈ちゃん可愛いし、魁一も付き合い続けていくうちに好きになっちゃうんじゃね?そんで、莉奈ちゃんも魁一のこと好きになって両想いになっちゃったりして!」
「それはない」
「なんで?」
「あいつ、俺のことが嫌いだから」
隣の席になるまで特にこれといった接点のなかった莉奈。
たまに用があって話しかけると、あいつは露骨に嫌な顔をする。
それどころか、目を合わせることすら拒む。
話しかけてもいつも真正面を向いて、最低限の言葉を発するだけ。
周りの女は俺が話しかければ大抵喜ぶのに、あいつは正反対だった。
「あぁ。俺と付き合ってるってことにすれば、白鳥もあいつに手は出さないだろ?俺も周りからギャーギャー言われなくなるし、一石二鳥」
「ふぅん。でも、莉奈ちゃん可愛いし、魁一も付き合い続けていくうちに好きになっちゃうんじゃね?そんで、莉奈ちゃんも魁一のこと好きになって両想いになっちゃったりして!」
「それはない」
「なんで?」
「あいつ、俺のことが嫌いだから」
隣の席になるまで特にこれといった接点のなかった莉奈。
たまに用があって話しかけると、あいつは露骨に嫌な顔をする。
それどころか、目を合わせることすら拒む。
話しかけてもいつも真正面を向いて、最低限の言葉を発するだけ。
周りの女は俺が話しかければ大抵喜ぶのに、あいつは正反対だった。