隣の席の俺様ヤンキー【完】
毎週月曜日は図書委員の日。
隣のクラスの宮崎君とペアになって、図書室で本の貸し出しや返却を行う。
前から本が大好きなあたし。
図書委員の仕事をしつつ、静まり返った図書室の中でお気に入りの本を読むのが最近のあたしの日課だ。
「一人じゃ大変でしょ?手伝うよ」
宮崎君はスマートな動きで、あたしの腕の中の本を受け取った。
「ありがとう。宮崎君ってホント優しいね」
「そんなことないよ」
「謙虚なところが誰かさんとは大違い」
あたしがそう言うと、宮崎君はクスッと笑った。
「誰かさんって、もしかして桐山君のこと?」
「アハハ……、バレちゃった?」
「彼氏の悪口言っちゃダメだよ」
宮崎君はくすくすと笑いながら本棚に向かって歩き出した。
隣のクラスの宮崎君とペアになって、図書室で本の貸し出しや返却を行う。
前から本が大好きなあたし。
図書委員の仕事をしつつ、静まり返った図書室の中でお気に入りの本を読むのが最近のあたしの日課だ。
「一人じゃ大変でしょ?手伝うよ」
宮崎君はスマートな動きで、あたしの腕の中の本を受け取った。
「ありがとう。宮崎君ってホント優しいね」
「そんなことないよ」
「謙虚なところが誰かさんとは大違い」
あたしがそう言うと、宮崎君はクスッと笑った。
「誰かさんって、もしかして桐山君のこと?」
「アハハ……、バレちゃった?」
「彼氏の悪口言っちゃダメだよ」
宮崎君はくすくすと笑いながら本棚に向かって歩き出した。