隣の席の俺様ヤンキー【完】
「はい、これでよし!!」
保健の先生はあいにく不在で。
棚の中から湿布を一枚出して、それを魁一の痛めた手首に貼り付けた。
だけど、魁一は何故か眉間に皺を寄せている。
「これ、大袈裟すぎだろ」
「そ、そう?でも湿布貼っただけじゃすぐに剥がれちゃうでしょ?」
「だからってこれはないだろ。お前、どんだけ不器用なんだよ」
「し、失礼な!!」
魁一は自分の手首をマジマジと見つめながら、呆れたように鼻で笑う。
確かに湿布の上から巻き付けた包帯はちょっとだけ大袈裟かも。
ていうか、巻きすぎた……?
むしろ手首の太さがおかしくなってる気が……――。
保健の先生はあいにく不在で。
棚の中から湿布を一枚出して、それを魁一の痛めた手首に貼り付けた。
だけど、魁一は何故か眉間に皺を寄せている。
「これ、大袈裟すぎだろ」
「そ、そう?でも湿布貼っただけじゃすぐに剥がれちゃうでしょ?」
「だからってこれはないだろ。お前、どんだけ不器用なんだよ」
「し、失礼な!!」
魁一は自分の手首をマジマジと見つめながら、呆れたように鼻で笑う。
確かに湿布の上から巻き付けた包帯はちょっとだけ大袈裟かも。
ていうか、巻きすぎた……?
むしろ手首の太さがおかしくなってる気が……――。