もし死んだら。
そんなのなんでも度が過ぎたらだめだよ。
自滅する道まっしぐら。


それくらいわかってる。
わかってても自滅の方に片足のつま先だけ触れてく。
それがだんだんスネや太ももまでくる。

気づいたら首まで埋まってるんだ。


自業自得。

でも、自暴自棄でしたわけじゃ決してない。
良い方向に向かうために必死だった。良い方向に向かうことしか考えてなかった。
そのためにはエネルギーが必要だった。

辛いことでも乗り越えられるエネルギー。
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