[裁きーJUDGEー]
1,河原 敏正
河原敏正は眼が覚めた。
河原は磔の状態で
拘束されていた。
辺りを見渡すと、
そこは模様も汚れすらも
何もない白い壁と、
眼の前にはモニター、
そしてモニターの上には
何かの鍵が置いてあった。
今現在、河原は
自分が置かれている
状況が全く解らない。
[…何なんだココは…。]
状況整理をしていると
突然、モニターが映った。
モニターには、顔の整った
青年が映し出されていた。